タブレットで授業が受けられる家庭学習
意外に出来ないスラスラ読む事
勉強が苦手な子、成績の悪い子に共通しているのが「スラスラ読めない」という事。
お子さんに国語の教科書や問題集の長文問題を音読させてみてください。
すぐに解ります。
- 読めない漢字で頻繁に止まる
- すぐ詰まる。
- 読んでいる場所が解らなくなる。
- 棒読み、抑揚がない。
文章の内容や書き手の意志を理解する余裕などありません。
文章をスラスラ読めるということは、
活字から必要な情報を得られている証です。
それが出来ないのですから、勉強をする上では大きなハンディキャップです。
読むくらい誰でも出来ると思われていませんか?
実際に中学生でも読めていない子は多いのです。
これは才能の問題ではありません。
読む練習が不足しているので、読む力が未発達なのです。
音読が出来れば成績が上がるって本当?
読む力は国語だけの課題でありません。
英語学習でも音読はとても重要です。
問題の意図を理解する力にも直結しますので、
数学、社会、理科、全ての教科に影響するのです。
中学生になると読まなければならない文章が長文化し量も多くなります。
読む力が弱ければ、成績アップは難しいのです。
逆に言えば読む力がアップすれば、同じ学力でも成績は上がります。
そして読む力を鍛えるもっとも効率のいい方法が音読です。
音読は目から入ってきた文字情報を脳で処理し音に変換して口から発声します。
上手に読めないということは、脳での処理が不十分だということです。
音読のいいところは、上手下手が自分で解る事です。
黙読だと、自分が読む事が下手な事に目をつぶれてしまうのです。
音読は決して難しい事ではありません。
練習していれば、必ず上手になります。
すぐにコツをつかむ子もいれば、時間がかかる子もいます。
しかし継続していれば、前進するものです。
すらすら読めるようになれば、成績も上がっていきますよ。
家庭学習に音読を取り入れる
毎日の家庭学習に声にだして文章を読む練習を取り入れて下さい。
時間にして5分から10分程度でも続ける事で効果は出て来ます。
教材は学校の教科書でも、ワークの読解問題でもかまいません。
スラスラ読めるまで同じ文章を繰り返し練習しましょう。
初見で読める事にこだわる必要はありません。
読む力がついてくれば、初見で読めるようにもなります。
出来れば人前で読む方が効果的です。
音読を聞いて上げて下さい。
ダメ出しをしてはいけません。
前の日より良くなったところがあればそこを褒めて上げて下さい。
音読が恥ずかしい?
お子さんによっては「音読が下手」な事を恥ずかしがって嫌がる場合もあります。
そんな時は演劇用の台本などを台詞構成になっているものを用意して
親子や兄弟で演じてみるのがおススメです。
台本だと感情も入れていかないといけませんので、
配役の気持ちにも注意して読めるようになります。
ワオスタディーと音読
無学年制プリント教材 ワオスタディーの国語、英語には毎回読解問題が用意されています。
音読が苦手な子供でも無理なく読める量ですので、音読用素材として活用してください。
わざわざ音読の時間を設けなくても、プリントを解いているとき問題文を声に出して読むをルールにしておくと音読する機会が自然に増えます。