タブレットで授業が受けられる家庭学習
成績が上がらない原因は無計画
勉強が苦手な子、成績が良くない子は勉強に計画性がありません。
行き当たりばったりに勉強をしていても成績に結びつきませんよ。
毎日一時間勉強をする。
机に向かう時間を捻出する。その事はとても素晴らしい事です。
しかし、一時間で何をするかが曖昧だと意味は違って来ます。
ダラダラとテキストを読み、問題集をこなし時間が来たら終わり。
これでは必要な学習量が確保出来ません。
家庭学習の習慣付けとしても時間で管理するより、
問題集1ページ、漢字ドリル1ページなど学習量で管理する方が勉強の質が上がります。
公立中学の定期テストは基礎の部分が大半を締めます。
学校によっても差がありますが、基礎がしっかり出来ていれば平均点以上はとれる設定になっています。
勉強が苦手で平均点を下回っている場合は、基礎で点数を落としています。
優先的にするべきは基礎の徹底です。
応用問題は落としてもいいから、基礎は絶対取るくらいの気構えを持ちましょう。
それで成績は上がります。
勉強が苦手な子は、それが出来ません。何もかもやろうとします。
日常の家庭学習でも応用問題で手が止まり、時間だけが過ぎて行きます。
試験の時も難しい問題を後回しにすることが出来ません。
出来ない問題を考えるのは出来る問題を全て答えてからです。
取捨選択能力も普段の学習で磨かれて行くものです。
定期試験前、とにかく勉強しなきゃ!アレもコレも手を着けては放り出し、
気ばかり焦って中身の薄い時間を過ごしていませんか?
何をどれだけ勉強するか....決めずに取り組んでいると成績は上がりません。
なぜなら、試験で点数を取るには最低限覚えておかなければいけないこと、
最低限理解しておかなければならない事があります。
行き当たりばったりで勉強していると全てが中途半端になり、
点数を取るのに必要な学力が身に付きません。
何をどれだけ勉強する。→「作業見積」をする習慣を身につけましょう。
それをどれだけ忠実に出来たかが成績です。
成績が悪いというのは、その作業見積通りに勉強出来なかった事を意味します。
作業見積通りに勉強したのに成績が悪い場合は必要な勉強量の見積が甘いと言えるでしょう。
準備を前倒しする
中学校では、定期テスト期間の一週間前になると部活動が休みとなり、
テスト範囲や提出物が通知されテストモードに入ります。
多くの生徒はこのタイミングからテストのための勉強を始めます。
勉強が得意な子、この方法でも点数が取れる子はそれでいいのです。
問題なのは勉強が苦手な子もこのタイミングで勉強を始めるという事です。
なぜ、もっと早くから勉強を始めないのだろう?
勉強が苦手な子は準備も時間がかかります。
もう一週間前から始めてもフライングの反則は取られません。
テスト範囲が発表になっていないから、どこを勉強していいか解らない。
多くの子供はそう答えます。
でも知っているはずです。テスト範囲は前回のテスト範囲の続きからです。
そこから勉強を始めればいいだけです。
テスト二週間前だと、試験範囲もまだ授業でやっている場合があります。
今日の授業から遡って行けば自然に試験範囲を勉強している事になります。
テスト範囲が解らないというのは先延ばしの理由にしているだけです。
試験勉強で一番時間がかかるのは覚える事です。
歴史なら年表と主要な出来事。
地理なら地域の特徴や重要キーワード。
英語と国語は単語や漢字の総チェック。
数学は公式。
覚える事に早く手を着ければそれだけ後で余裕が出ます。
試験二週間前、試験範囲の漢字、英単語、社会の重要事項を暗記しておくだけで結果は変わります。
どうせ覚えないといけないのですから、前倒しで覚えてしまいましょう。
暗記は時間の余裕がないと気が焦り効率が悪くなります。
一週間前の焦りがある状態で暗記するより効率よく覚えられます。