家庭学習の定番教材 進研ゼミ
ワオスタディーの事を他の保護者さんに相談すると必ず聞かれるのが進研ゼミとどう違うのかです。
進研ゼミはとても良い教材だと思います。
私は中学時代進研ゼミで勉強していた経験もありますので
愛着のある教材です。
進研ゼミは家庭学習の定番教材です。
一度は手に取られた事はあるのではないでしょうか?
小学生なら月5千円ほどで全教科を学習出来ます。
内容も通っている学校の教科書に合わせたものが手に入るなどとてもよく出来ています。
毎月届く教材の付録も魅力的でお子さんにねだられた経験が一度くらいあるはず。
運営会社のベネッセでは小学生3.8人に一人が進研ゼミを利用していると公開しています。
おそらく日本一の通信学習教材でしょう。
続く子供は50%だというデータも…
しかしながら、辞めちゃった、続かなかったなど、
継続を断念したという話もよく聞きます。
うちは姉妹二人共続きませんでした。
ある調査によれば、継続率は50%前後だという結果もあるそうです。
信ぴょう性はさておき、個人的にはリアリティのある数字に感じました。
言い換えれば二人に一人は継続して続けられる理由ですから
驚異的な数字と言えなくはありません。
進研ゼミはとてもよく出来た教材ですが、万能ではありません。
続かないのにも理由があります。
進研ゼミが続かない理由
進研ゼミは学年制です。
4年生の教材国語を頼めば、当然、全教科4年生の内容が届きます。
つまり平均的な学力を持つ、子供たちに合わせて出来ています。
例えば算数が遅れてしまっているからと言って
算数だけ三年生を勉強したいとう使い方は出来ません。
もちろん、教材内で過去の勉強を復習するなど工夫がされていますが
その範囲も平均的な学力に合わせて出来ています。
特定の教科が大きく遅れている場合には、
各家庭で教材以外のフォローが必要です。
実際にはこのフォローが行われていないので、
教材についていけず溜め込む事になり続かなくなっていきます。
*復習にと一学年戻って受講することや、予習にと一学年進めて受講することは可能です。
しかし、全教科同じ学年になるため、個別の対応はしてもらえません。
ワオスタディーは無学年制です。
学年に相当するものはありますが、実際の学年とは関係なく
学力に合わせてスタート可能です。各教科バラバラの選択が可能です。
英語:中一、国語:小5、数学:小3といった選択も可能になります。
不足気味の演習量
進研ゼミの学習スタイルは
穴埋め式のテキストでの学習が基本。
↓↓↓
単元ごとの復習テストで確認。
↓↓↓
赤ペンと呼ばれる月ごとの添削テストを提出。
この流れを毎月繰り返します。
テキストは解りやすく工夫されていますし、
テキスト内でも反復演習させるように出来ています。
しかしこの設定も平均的な学力に合わせて出来ています。
理解力には個人差があります。
一回で理解できる子から何十回とくり返しが必要な子まで様々です。
できない子には不足気味の量になります。
また理解できない場合でも、自動的に翌月の教材が届きます。
理解が不足しているまま次へ進んでしまいます。
ワオスタディーでは、プリント5枚ごとに次に進むか、もう一回やり直すかの進捗チェックが入ります。必要な学習量が確保されます。解らないまま先に進むという事がありません。
忘れた頃に帰ってくる赤ペン先生
毎月、その学習内容をチェックするため、赤ペンと呼ばれる添削教材があります。
これを提出することで、担当する先生から
理解出来ているか、チェックが入るシステムですが、
こちらも平均的な学力があり、出来ることが前提のシステムになっています。
赤ペン先生は提出から添削、返却までは郵送で行われます。
期間にして10日〜2週間程度かかります。
帰ってきた頃には、子供たちは
なぜそう回答したかなどほとんど覚えていません。
満点に近い子供たちは理解している訳ですから
問題になりませんが、理解出来なかった場合には
10日〜2週間経って理解出来ていない事が判明します。
赤ペン先生の添削結果に関わらず、毎月新しい教材が届きます。
理解出来ている、出来ていないに関わらず自動的に次の内容に入ってしまいます。
前項でも述べましたがこれが苦手を産む原因でもあります。
ワオスタディーでは、プリントの採点は翌日返却。
何故間違えたのか、記憶が新鮮な間に復習が可能。です。
学習ペースは学校に合わせて
進研ゼミでは、入会時に所属学校を登録します。
その学校で使っている教科書に合わせた教材を送ってきてくれます。
学校の授業の予習や復習に活用できるように工夫がされています。
学校により勉強する順序が違いますので、100%マッチするわけではありませんが
学校で勉強する順序に合わせて毎月教材が届く仕組みになっています。
何度も繰り返しますが、進研ゼミでは基本的に学年相応の学力がある事が前提の教材です。
学年相応の学力を持っている子からすれば、無理なく学校の学習に役立てる事が可能です。
しかし過去の学年の学習に役立てたい、ペースが上げて学習して現在の学年に追いつきたい場合などには不向きな教材です。
ワオスタディーには学年という概念がありません。
勉強する量も個人個人自由です。
ルールはプリント提出数の上限が各教科50回までという事だけです。
上限50回分の提出は大変ですが、その気になれば2ヶ月〜3ヵ月で一学年分の学習が可能です。
*小学生は100回で一学年分、中学生は120回が一学年分です。