タブレットで授業が受けられる家庭学習
家で勉強しないから学習塾
学習塾には中学一年の一年間通いました。
理由はお決まりの「家で勉強しないから」です。
仲良しのお友達も通っていました。
入塾時の説明で「うちは復習中心の塾ですから」
と言われていたので安心していました。
実際に復習中心は嘘ではなかったと思います。
今、学校で習っている内容の復習はしていたのでしょう。
でもそれ以前の内容でつまづいている子に救いの手はありませんでした。
結局、わからないまま塾に通い、わからないまま座っているだけの状態だったと思います。
家だと勉強しないから…
そんな安易な理由で塾にいれたことを今でも後悔しています。
もっと早く、「家庭学習の習慣」と「やり直す学習」に出会っていたらと思うと
解らないまま塾に通っていた一年間という時間が惜しくてなりません。
学習塾で更に勉強が嫌いになる
塾長先生は数学の先生でした。
これまで多くの数学が苦手な子の面倒を見てきたとお話されていました。
すぐには無理でもこれならなんとかと
当時は思っていたのですが、一年かかっても状況は変わりません。
先生は数学が苦手な娘になんども丁寧に説明してくれていたそうです。
根気強くくり返し説明をいただいて、塾では解ったつもりになっても
自分一人になると解けない…そんな状態のくり返しです。
解らないを繰り返すことで自分は勉強が出来ないと思い込む
勉強をするために塾に通っているのに、勉強がどんどん嫌いになる。
いったい何のために塾に通っているか…逆効果でしかありません。
ズルズルと塾に通う日々
学校行って、部活をして、ゆっくり夕食を食べる暇もなく塾に向かいます。
塾が終わってからも学校と塾の課題で就寝は12時を回ることも珍しくありません。
どうしてこんなに頑張っているのに成績が上がらないのか？
不思議で仕方ありませんでした。
塾が合わないのか？
このまま勉強が出来ない子のまま大人になるのか？
成績の問題はしばしば夫婦の問題にも発展します。
わが家でも、夫婦喧嘩が絶えませんでした。
塾の面談で、よく言われたセリフです。
「勉強が出来ない子が出来るようになるには時間がかかります」
「今あきらめたら、これまでの苦労が水の泡です」
今から思えば、私たち親子は塾にとっていいお客だったのでしょう。
このセリフが常套句だと気付いたのは塾を辞めた後でした。
しかし当時はその言葉を信じるしかなく、ズルズルと一年塾に通い続けました。
塾を諦めた理由
中一の三学期。
学校の授業にも学習塾でもついていけていない状態でした。
塾の指導はこれまでと変わらず
- 塾で使っている問題集をやりなさい。
- 解らないことは質問に来なさい
この二点だけでした。
学校で言われているアドバイスとほとんど同じ指導です。
塾の問題集は応用問題が多く、授業についていく事が出来ない娘はほぼ解けません。
質問というものはある程度理解していて初めて出来るものです。
質問も出来ないほど解らない場合はどうすればいいのでしょうか？
結局、救済措置もないまま学年末試験を終え、
予想通り、最下位クラスの成績で中学一年を終えました。
当時、娘は勉強に対してすっかり諦め切っていました。
この状態で何をしても身に付くはずがありません。
中学一年生の三学期終了と同時に退塾することにしました。