タブレットで授業が受けられる家庭学習
何故、学習塾で勉強の遅れが取り戻せないのか？
「勉強が解らないなら塾に行けば教えてもらえる」
そう願って塾に通わせるのですが、多くの場合その期待は裏切られます。
ほとんどの学習塾は学年で管理されています。
小学6年生なら小学6年生のクラス、中学1年生なら、中学一年生のクラスに入ります。
教えてくれるのは今の学年の内容です。
不足している過去の学習ではありません。
例えば、数学の問題で分数の計算を間違えたとします。
丁寧な先生ならば、間違えたポイントと正しい計算方法を教えてくれるでしょう。
もしかしたら、分数苦手みたいだから復習して来なさいとアドバイスをくれるかもしれません。
しかし、「分数をもう一回最初から勉強しよう」とはならないのです。
当然です。そのクラスは中学生の勉強を教えるクラスだからです。
「解らないところを教えてくれるのが塾」だと私たち親は勝手に信じていますが
教えてくれる範囲は決まっているのです。
結局、遅れている学習は「自分で勉強する」しかありません。
そしてその場所は塾ではなく家庭学習なのです。
個別指導や家庭教師なら、教えてくれるのか？
個別指導は、1対1、もしくは1対2で対応してくれる学習塾です。
集団授業についていけない場合でもその子のペースに合わせて教えてくれるので安心なイメージがあります。
家庭教師の場合は1対1ですし、学習内容も希望に添ってくれるでしょう。
決して、個別指導や家庭教師を否定する訳ではありませんが、順番は後だと個人的に思います。
個別指導や家庭教師は費用も高額になります。
なにより先生と一緒の時しか勉強しないのでは何時までたっても学力は上がりません。
勉強の遅れを取り戻す学習は、解らなくなったところまで戻って、順番に学習しなおすだけです。
そもそも一度は習った事です、更に解るところまで戻ります。
新しい事を学ぶのではなく、広範囲の復習学習といったイメージです。
「解らなくて進まない」「先生に質問したい」といったことがほとんどありません。
家庭学習の習慣をつけ、自分で勉強を始めてみてください。
おそらく誰かに教えてもらわないといけない事はほとんど無いはずです。
万が一、誰かのサポートが必要になってから、
学校の先生を頼ってもいいのではありませんか？
中学の先生に小学校の内容を教えてもらうのは抵抗があるかと思いますが、
ピンポイントに「ここが解らない」と質問すれば教えてくれるはずです。
それは中学の学習にも必要な事ですから。
解らなくて進まないところまで家庭で勉強して、
個別指導や家庭教師を頼られても遅くありません。
むしろその方が解らないところが明確なのでより効果的に教えてもらえます。