タブレットで授業が受けられる家庭学習
家庭学習環境をスタディサプリに変更した理由
中学三年生に進級すると同時にワオスタディを退会し、スタディサプリに変更しました。(旧勉強サプリ)
ワオスタディにもお世話になりましたが、高校入試を控えて色々と考えた結果、家庭学習の方法を変更しました。
スタディサプリに変更した理由は色々とあるのですが、大きくは三つです。
ワオスタディは英、数、国の3教科しかありません。
理科と社会は自分で勉強しなければなりませんでした。
長女は公立高校進学を希望していたので5教科対応がどうしても必要でした。
しかも5教科対応で月額980円です。
ワオスタディ時代は3教科で約1万5千円負担していましたので家計も楽になりました。
解らない事があれば、解るところまで戻って学習をし直す。
我家の家庭学習の基本スタイルは変わりません。
スタディサプリでは小学4年生〜中学3年生まで自由に行き来する事が出来ます。
よく解らないと思ったらいくらでも過去の内容を学習しなおす事が可能です。
これまでワオスタディで学習していたのはプリント学習でした。
プリントを解く事で新しい事を学び、繰り返し復習するのスタイルです。
これはこれで良かったのですが、中学生も後半に入ると内容が複雑になります。
プリント学習だけでは充分とは言えなくなっていました。
スタディサプリの授業動画は1本が約10分〜15分とポイントを絞ってまとめられています。
そのため集中して勉強出来ると長女は気に入って毎日見ています。
スタディサプリのデメリット
もちろん良い事ばかりではありません。
スタディサプリにもデメリットもあります。
進捗状況が自己管理
スタディサプリではどこを勉強するか、どれだけ勉強するかはあくまで自己管理です。
他の通信教材のように添削の仕組みもないため、どれだけ勉強してどれだけ理解出来ているかのチェックも自分自身です。
もっとも他の通信教材でもやるかやらないかは自己管理なので大きなデメリットではないと思います。
スタディサプリでは勉強した項目は色が変わり一目で解る工夫が!
スタディサプリでは毎日どれだけの授業を観て、どれだけのドリルをこなし、何点だったのかというレポートが保護者にメールで届きます。
これにより保護者側でサボっていないか、勉強に偏りがないかを管理することが出来ます。
演習量が少ない
各授業の後で理解度を測るドリル(小テスト)があります。
これは少々量が不足気味に感じます。
授業を見る、問題を繰り返しやるというのが理想だと思います。
これは市販の問題集や学校ワークなどを併用する事でカバーが可能です。
スタディサプリの授業動画はココがスゴイ
スタディサプリ最大の特徴は授業動画です。
公立中学で使われている教科書に合わせた内容で構成されていてとても解りやすいのが特徴です。
長女が言うには教科によっては学校の授業より解りやすいと言います。
もちろん、個人差があると思いますが、目の前で先生が話す授業よりなぜ動画授業が解りやすいのでしょうか?
学校の授業では先生は生徒の反応をみながら進むスピードを調整します。
出来る子に合わせると多くの子を置き去りにしてしまいますし、
出来ない子に合わせると多くの子が退屈します。
そのためどうしてもそのクラスの大多数の学力に合わせた内容とスピードになってしまいます。
また解らない子はスピードについていけないだけではありません。
その内容を理解する基礎学力が不足している事も原因です。
ゆっくりとすすめても結局ついてこれないという状態になるため尚更待ってはもらえません。
ところが動画授業は生徒ではなく、カメラに向かって授業をするため、ゆっくりと丁寧に進みます。
早ければ一時停止して、解らない事を調べる事も出来ます。
何度繰り返し観ても問題はありません。(もちろん追加料金もありません)
長女も全ての授業が良いとは言いません。
授業についていける英語や国語では学校の授業が解りやすいと言い、苦手な数学と理科ではスタディサプリの授業動画が解りやすいと言います。子供ひとり一人でこの判断は別れるのだと感じます。
中学では先生のレベルもバラバラです。
ベテランの先生もいれば、新任の先生もいます。
丁寧な授業をする先生もいれば、そうでない先生もいます。
言い方は悪いですが、先生の当たり外れというのは間違いなくあります。
生徒や保護者は先生を選ぶ事が出来ないのも事実です。
スタディサプリの授業動画に登場する先生は
大手学習塾、予備校などで活躍されている経験豊富な先生方です。
そのため授業も解りやすく、各単元を解りやすく解説してくれます。
学習塾や予備校の先生は生徒からの評価が低いと職を失います。
授業動画が解りやすいのも納得です。
学校の授業ではカリキュラムが決まっています。
そのため受けたい内容で授業を受ける事が出来ません。
しかしスタディサプリはそれすらも自由です。
一次関数から連続して二次関数を学ぶの事も可能です。
円周角の定理から相似、三平方の定理の図形問題を集中的に学習する事も可能です。
またスタディサプリには教科書に準じて学ぶ「基礎レベル」と実力テストや入試対策に便利な項目ごとに学べる「応用レベル」があります。
日常的な予習復習から試験対策までフル活用できるようになっています。
落ちこぼれでも公立高校合格
長女は国、数、英はなんとか平均点を維持していましたが、数学は苦手で毎回ギリギリの3評価(5段階)でした。
更に苦手だったのが理科です。特に物理・化学が含まれる理科第一分野が全くダメでした。
テストでは毎回平均点を大きく下回り、成績は中一、中二ともずっと2の評価でした。
進路指導でも「2があると志望している公立高校は難しい」と言われ続けていました。
三年生の一学期も理科がの2評価でしたので私立一本を勧められている状態でした。
どうしても友人と地元の公立高校に進学したい長女は理科をなんとかしなければなりません。
出来ないなら出来るところからやり直す作戦をもう一度実行しました。
夏休みを使って数学と理科の授業動画を全て学習し直しました。
中学三年分を授業動画を観て、ドリルを解き、市販の問題集も併用しました。
理科第一分野だけで動画は100本あります。時間に治すと25時間以上になります。
理科第二分野と数学を入れるとおそらく80時間以上の授業動画を観た計算になります。
苦手克服とは行きませんでしたが、平均点前後は取れるようになりました。
結果的に2学期の成績は3評価に上がり、5教科ともオール3をキープ出来ました。
担任からは相当厳しいと言われていましたが、無事に私立高校、公立高校ともに合格。
春からは幼なじみと一緒に地元の公立高校に進学が決まりました。