タブレットで授業が受けられる家庭学習
やる気はなくて当たり前
「うちの子、やる気なくて…」
「うちの子のやる気スイッチどこにあるんだろう?」
きっと、みんなそうだと思います。
やる気なんて無いのが普通です。
やる気スイッチがあれば、とっても便利ですが、
そんな都合のいいものなんてきっと探してもありません。
勉強なんてやる気満々で取り組むものではないのです。
やらないと行けないから仕方ないからするものでしょう。
出来ないこと、解らないことにやる気は起きない
スポーツ、遊び、ゲームにアイドル…
楽しい事なら、喜んで始めます。
勉強もそうなれば良いのですが、
楽しい事とは対局にありそうです。
勉強はそもそもヤル気満々で取り組むものではないのです。
親の私たちもかつてそうだったではありませんか?
しかもそれが出来ない事、解らない事ならどうでしょう?
勉強しなさいと言われるので、机に向かってみたのもの、
- どう式を立てたらいいか解らない
- 問題の主旨が解らない
- 書いてある事がよく解らない
こんな状態ならどうでしょう?
少し進めては躓き、集中が途切れ、ダラダラと時間だけが過ぎていきます。
解らない事をしている間。
出来ない事をしている間。
やる気は出なくて当たり前です。
出来る事、解る事でないとやる気も集中力も生まれないのです。
参考記事:続く家庭学習のコツ:出来ないことは続かない、出来る事だから続く
勉強にウォーミングアップを取り入れる
スポーツには、準備運動やウォーミングアップがあります。
能力を最大限に発揮するために、徐々に体を動かしていくわけです。
何故か勉強にはウォーミングアップがありません。
ドリルや問題集の続きから始まります。
いきなり難しい問題が出てくるとやる気どころではありません。
脳だって、常にフル回転で動いているわけではありません。
いきなり難易度の高い問題を解こうとしても思うようには働きません。
勉強にもウォーミングアップを取り入れると効果的です。
簡単な計算問題でも、暗記作業でも良いのです。
脳を動かしてこれから勉強するよと教えてあげるのです。
ただし気持ちが乗らない時にはとても有効な方法です。
やる気スイッチは気がついたら入っているもの
「作業興奮」という言葉をご存知でしょうか?
脳内でやる気を司る「側坐核」という部分があります。
この「側坐核」は刺激を与えないと働かないのです。
つまりその作業を始めると、
だんだんやる気が出てくるという特性があります。
これを作業興奮といいます。
よく紹介されるのが掃除の例です。
誰でも経験があると思います。
掃除に気乗りはしなくても、ひとたび掃除を始めると、
だんだん集中してきて、気づけば部屋全体がピカピカになっているといった事です。
つまり、勉強もとりあえず始めてみるのです。
そうするとやる気スイッチが入ってどんどん集中していきます。
- 「1セットの時間を短くする」
- 「無理なく出来る教材を選ぶ」
- 「ウォーミングアップを取り入れる」
全ては「とりあえず始めてみる」を
やりやすくするためにハードルを下げているのです。
いったん始まってしまえば1時間くらいはあっという間です。
それを習慣化してしまえばいいのです。