タブレットで授業が受けられる家庭学習
基本、基礎学力を身につける学習方法
現在の学年から勉強が遅れ、授業についていけない状況の場合は
過去に習った内容をもう一度勉強する必要があります。
その方法は大きく二つあります。
基本的に学校や塾で進められる方法です。
普段の授業を中心に勉強し、疑問点や解らない場所があれば補助的に復習します。
メリット:
現在の授業から遅れることなく弱点を補える点です。
デメリット:
現在の授業にある程度ついていける事が前提です。
解らない箇所が多すぎる場合は、この方式では間に合いません。
また、過去の復習が部分的になるため、
理解が不十分で根本的な解決にならない場合があります。
授業の進捗とは関係なく解らなくなったところまで戻り、
そこから現在の学年まで勉強し直します。
メリット:
解る場所まで戻って学び直すため、「解らない」を根本的に解決することが出来ます。
全て学び直すので、思考力、ひらめき力なども一緒に磨かれます。
デメリット:
学校の宿題や試験勉強に加えて、学び直す作業を行うため
多くの学習時間が必要になります。
おススメは、「解らなくなったところからもう一度学び直す」方法です。
急がば回れとも言いますが、学び直す事による大きなメリットが他にもあるからです。
解らなくなったところから学び直す意味
解らなくなった場所は人それぞれです。
ただ、多くの場合は小学校高学年の算数、国語でつまずくようです。
算数だと小数、分数が登場し、公倍数や公約数、割合
…これまで学習したことを組み合わせて、内容が複雑になっていくためです。
国語だと、まとめ、書き換えといったこれまでの読む、書くから
一歩進んで文章を作り変える作業が出てきます。
小数で躓いた子は、分数の理解も不十分です。
分数の理解が不十分なまま、分数の計算がきちんと出来る訳がありません。
子供たちが勉強する順番には意味があるのです。
また、学力というのは知識だけでもありません。
勉強した事を組み合わせて、新しい知識を得ていく。
ひらめき力やまとめる力など、
中学生に必要な学力も「学び直す学習」により身につく事が期待出来ます。
理解できる場所まで戻ってもう一度やり直すのは、
一見遠回りに見えますがとても理にかなった学習方法です。